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最後の文人画家と謳われた富岡鉄斎には、風景画や人物画だけではなく、様々な画題の作品があります。これは、文人趣味と言われていた骨董蒐集を主題にしたもので、中国の殷周銅器が描かれています。明治の終わり頃から大正時代は、骨董趣味の最高峰は、中国青銅器の蒐集でした、現在、青銅器の名品を収蔵している、泉屋博古館は住友吉左衛門、根津美術館は根津嘉一郎が当時、蒐集したコレクションです。描かれた、方鼎、斝や罍の形は正確ではありませんが、出土した古代の什器の雰囲気が見事に描かれています。鉄斎の書も絵と同様、個性豊かで、この軸は絵画と書が楽しめる作品です。箱書きと讃に、大正九年(1920)とありますので、これは没する4年前の制作であることがわかります。












