Detail :
室町時代の祐乗が始祖である金工の後藤家は17代の典乗まで、時の権力者の抱え金工として続いてきました。光理はその12代目で名工と言われている通乗の嫡男として元禄二年(1689)に生まれ享保六年(1721)に13代目を相続しました。その時代は町彫の全盛期で、横谷宗與、柳川直政、大森英昌、濱野政随などが活躍していた時代でした。従って時勢に合わせて町彫金工に負けないような斬新な図柄の作品が作られました。この小柄は伝統的な後藤風の筍でありながら配置を考え、動きと空気感を備えた図取りにしていて、光理の粋な感覚が伺えます。また、表面は控えめですが、金の裏板にしたことによって全体が引き締まった作品になっています。後藤家らしい品格もあり、楽しめる小柄です。









