黄伊羅保茶碗
Detail :
伊羅保茶碗がいつの頃から始まったかは、はっきりとはわかりませんが、御本茶碗に押されている雲鶴と同じ型が押されたものが残されていることから、御本立鶴茶碗と同じ寛永十六年(1639)前後の制作と推量されています。これは、穏やかな開き具合と、明るい色合いが見所で、見込みと肌は、ざらめきつつも、細やかな水挽きの糸目が見られ、自然体である中にも細やかな気配りが伺えます。岩崎家伝来の名物「末広」の茶碗を、一段明るくしたような佇まいで、自然な「べべら口」も味わい深く楽しい雰囲気を持っています。古い箱が失われてしまいましたが、かつては立派な銘が付けられた名器であったと思われる茶碗です。












